生理中の臭いが気になることありませんか?
ただでさえ気分も体調も本調子ではない生理中に、さらに気持ちが落ち込んでしまう生理の臭い。
デリケートゾーンは常に下着に覆われており、清潔に保つことが難しく蒸れやすい部分です。生理中はナプキンなどの生理用品を長時間つけていることで、いつも以上に下着の中が蒸れてしまい、臭いがつよくなってしまっている可能性があります…。
そこで今回は、生理中の臭いの原因とその臭いを軽減する対策をご紹介します。
生理の臭いの原因は?
生理の臭いの原因は、「酸化」と「雑菌の繁殖」です。
まず、生理の血は「経血」と呼び、普通の血とは成分が異なります。
経血は、剥がれ落ちた子宮内膜のことを指し、負傷したときに出る血とは別の物なのです。
子宮内膜は子宮の内側にある層で、生理周期に合わせて徐々に厚くなり、妊娠しないと使用されなかった子宮内膜はすべて剝がれ落ち、経血として膣から排出されます。
生理中、経血が膣から体外へ排出されて空気に触れることで酸化始め、酸化が進むと今度は雑菌が繁殖していきます。
この雑菌を増殖させないことが、臭いの軽減につながります。
生理終わりかけの臭いの原因は?
その原因は、生理中と同様雑菌の繁殖です。経血の終わり頃になると経血量が減り、自然とナプキンの交換頻度が減ってしまう為、雑菌が増殖しやすい環境となってしまい、臭いが生じます。
生理中の臭いの対策方法
1.生理用品をこまめに取り換える
こまめにナプキン等の生理用品を取り換えることで、下着の中で雑菌の繁殖を抑えることができます。取り換える目安は、昼間は2~3時間に1回の交換が好ましいと言われています。
2.生理用品を変えてみる
仕事や授業などでこまめに生理用品を変えることができない場合は、生理用品を変えてみるのも一つの手です。
・タンポン
…膣内に挿入して経血を吸収する生理用品。経血が外に出る前に吸収してくれるので、生理中でも蒸れにくく雑菌の繁殖を防ぎます。
・月経カップ
…腟内に挿入して使用する生理用品。4~8時間程度の使用が可能で、繰り返し使用可能な為経済的なメリットも。経血が漏れにくく、下着内も清潔に保てる為臭いが発生しにくいです。
3.洋服にも注意する
生理中の臭いの原因となる雑菌は、温度が高い環境を好みます。
デリケートゾーンは下着や洋服によって通常でも熱が起こりや部分ですので、
生理中はナプキン等でいつも以上に温度が高くなり、汗をかきがちで臭いが発生しやすくなります。
気温が高くなる夏場は想像がしやすいですが、実は冬場こそデリケートゾーンが蒸れやすい環境になっているんです。
寒さを防ぐ為、厚手のタイツやホットパンツなど重ね履きが増えます。それこそが、蒸れやすく雑菌の繁殖の原因となるのです。
通気性の良い下着(綿やシルク)の素材を選んだり、無理な重ね履きをしないよう心がけまましょう。
生理中、おすすめの服の選び方はこちらの記事でも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
>もう悩まない!生理中の服装は? おすすめコーデ&絶対に漏れない工夫
生理中、生理前後の臭いの予防方法は?
1.デリケートゾーンを清潔にする
生理前はおりものの量が増え、臭いがすこしきつくなり気になるようになるようになってきます。おりものシートを使用する際は、臭いの発生を防ぐため日中に最低2~3回は取り換えるようにしましょう。
2.生理前はアンダーへアを処理しておく
生理中、アンダーへアに付着した経血も臭いの原因となります。
生理前にアンダーヘアを短くカットしておくことで、生理中の経血の付着を軽減し臭いの発生を防ぐことができます。
アンダーヘアを処理する際、デリケートゾーンを傷つけてしまう恐れがある為、ハサミやカミソリではなく、アンダーヘア専用のシェーバーやカッターを使用しましょう。
3.終わりかけはビデで膣洗浄をする
生理の終わりかけは、経血量が減りナプキンを取り換える頻度も減る為、雑菌の繁殖が増え臭いが発生してしまいます。
生理の最後の2~3日は子宮や膣に残った経血が少量ずつ外に出ているだけと言われているため、この期間にビデなどで膣内に残っている経血や汚れを洗い流す事で、生理期間を短くすることができ、臭いの発生を防ぐことができます。
まとめ
今回は、生理中に気になる臭いの原因と対策・予防についてご紹介してきました。
臭いが発生してしまう原因を理解し、正しい予防と対策を行うことで塞ぎがちな生理期間も快適に過ごしましょう。
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