なかなか人には聞けない、デリケートゾーンのかゆみトラブル

なかなか人には聞けない、デリケートゾーンのかゆみトラブル

デリケートゾーンのかゆみについて、人に相談するのはなかなか勇気のいることかもしれません。異変を感じながらも、相談できずに一人で悩んでいる方もいるかもしれません。しかし、実は、女性の2人に1人は、デリケートゾーンに悩みを抱えています。


話しにくいトピックであるので、予防や対策を知らずに毎回月経を迎えている方も多いのではないでしょうか。
長引く症状をそのままにしておくと、悪化する恐れがあり、病気のサインを見逃す可能性もあるので注意が必要です。


そこで、今回は、少しでも不安を解消するために、デリケートゾーンのかゆみの原因や予防、対策方法をご紹介します。
 

女性のライフサイクルとトラブル

 

女性のライフサイクルは、大きく分けて4つに分類されます。10代前半から20代前半までを「思春期」、20代前半から40代半ばまでを「成熟期」40代半ばから50代半ばまでを「更年期」そして、50代半ば以後を「老年期」とされています。女性のからだは年代によってホルモンバランスが変化し、その変化に伴い、様々なからだの変化や悩みが起こります。

<参考URL>https://hc.mochida.co.jp/skincare/delicate/delicate1.html

 

 

最も多いトラブルは、「かゆみ」

女性の約2人に1人がデリケートゾーンにトラブルを抱えています。さらに、その中でも最も多い悩みが「かゆみ」なのです。女性のデリケートゾーンは、生理用ナプキンやおりものシートなどで包まれていることが多いため、常に「ムレ」やすく、刺激を受けやすい環境下にあります。デリケートゾーンのトラブルは、女性なら誰にでも起こる可能性があるのです。

 

かゆみの原因

「かぶれ」は、主に摩擦や湿度、雑菌などが原因で起こる皮膚トラブルの一種です。下着による締め付け、デリケートゾーンの蒸れ、生理用ナプキンとの接触などが、かぶれの要因となることがあります。

デリケートゾーンは湿度や温度が高い状態にあり、皮膚がふやけて刺激を受けやすくなります。また、このような状態では雑菌が繁殖しやすく、かゆみや赤み、炎症などが引き起こされる可能性があります。 

 

1.生理やおりものとかゆみの関係

1ヶ月の中で、かゆくなりやすいのは「排卵日前後」「生理中~生理後」の2回です。

排卵日後や生理中から生理後にかけて、女性のデリケートゾーンには様々な注意が必要です。排卵日後にはおりものの量が増え、それ自体が刺激になることがあります。おりものや経血は空気に触れることで刺激が増しやすいため、ナプキンやおりものシートはこまめに交換しましょう。

 

生理中から生理後にかけては、ナプキンによるムレや擦れ、経血による刺激が主な原因となります。一週間もナプキンに包まれたデリケートゾーンは湿度が高まり、ふやけてしまうため、かゆみやかぶれが起きやすくなります。

 

2.季節との関係

春は新生活や環境の変化により、疲れやストレスがたまり、免疫力が低下してかゆみを感じる方もいます。
特に花粉症の人は、この時期に皮膚が過敏になりやすいため、肌に刺激の少ない下着や生理用品を選ぶことが重要です。
 
夏はデリケートゾーンが最もかゆくなりやすい季節です。外気の湿度や温度が高く、汗をかきやすくなるため、ムレやすくなります。汗に含まれる塩分も刺激となる可能性があるため、デリケートゾーンに汗をかいたら、こまめにシャワーを浴びて清潔に保ちましょう。温水便座を使用するなどして快適な状態を維持することが重要です。
ただし、膣の中まで過度に洗うと、自浄作用が損なわれる可能性があるため、注意が必要です。 
秋冬は厚手のタイツや重ね着でデリケートゾーンが何層にも覆われ、夏と同様に汗をかくことがあります。デリケートゾーンを圧迫する服装が増えるため、通気性の良い素材の服を選ぶことが重要です。

 

かゆみが原因で考えられる病気

デリケートゾーンの症状が続く場合、思わぬ病気が潜んでいる可能性があります。今回は、5つの病気を紹介します。

 

1.膣カンジダ

真菌の一種であるカンジダ菌が、膣で増殖して起こる疾患。膣や外陰部の赤み、腫れ、強いかゆみのほか、皮膚の表面に白い苔状の付着物が現れ、白く濁った酒かす状のおりものがみられます。主な原因として、免疫力の低下、抗生物質の使用、性交渉による感染が考えられます。

 

2.接触皮膚炎

いわゆる、かぶれのこと。外的刺激のほか、アレルギー反応によって症状が現れます。強いかゆみがあり、赤みや水ぶくれ、ただれ、かさぶたなどがみられます。

 

3.トリコモナス膣炎

トリコモナスという原虫が膣に感染することで起きる疾患。泡状で黄緑色のおりものが増え、膣や外陰部に灼熱感や痛み、かゆみを伴います。ただし、感染しても特徴的な症状が出ないケースもあります。性交渉による感染がほとんどです。

 

4.性器ヘルペス

女性の場合、外陰部に小さな水ぶくれやただれがみられ、かゆみのほか、かなり激しい痛みを伴います。初発の場合は、性行為によるウイルス感染がほとんどですが、まれに母子感染もあります。

 

5.白癬

白癬菌が皮膚に寄生することで生じます。足白癬(水虫)、頭部白癬(しらくも)、体部白癬(ぜにたむし)、股部白癬(いんきんたむし)など、寄生する部位ごとに俗称を持っています。強いかゆみや痛みを伴うものもありますが、部位や病型によって症状は異なります。

 

かゆみの予防・対処法

 

 感染を防ぐために、以下4点に気を付けてください。

 

性行為では気をつけて

性感染症を防ぐには、まずコンドームを正しく使うことが必要です。
口腔性交、肛門性交でも感染することがあるので注意しましょう。もし感染症にかかってしまった場合、治療はパートナーと一緒に受けましょう。どちらかが感染したままだと、性行為によって再び感染します。

疲れ、ストレスをためない

病原体によっては、感染しても潜伏しているだけで通常は発症に至らず、抵抗力が低下したときに増殖・発症するものもあります。日頃から疲れやストレスをためて抵抗力を落とさないように注意しましょう。抵抗力が落ちているとかぶれも起こりやすくなります。

 

公衆浴場、プールなどでは気をつけて

白癬菌、シラミなどは、感染者と直接接触しなくても、お風呂の椅子やタオルなどを介して感染することがあるので注意が必要です。特にシラミは、プールや公衆浴場に入るだけでも感染する可能性があるので、多くの人が出入りする場所では出るときにシャワーでよく洗い流すようにしましょう。

 

十分な睡眠をとろう

睡眠不足になると、皮膚や粘膜の新陳代謝が悪くなるので、しっかりと睡眠をとりましょう。特に、深い眠り(ノンレム睡眠)のときに分泌される「成長ホルモン」が、細胞の修復や再生を促してくれます。

 

<参考リンク>https://jp.rohto.com/learn-more/bodyguide/kayumi/delicatezone/

まとめ

今回は、女性のデリケートゾーンのかゆみに関して取り上げ、紹介しました。デリケートゾーンのかゆみは、かぶれ、乾燥、病気や感染症が原因で起こります。

セルフケアで対処することもできますが、病気や感染症の場合は早めに病院を受診しましょう。かゆみを防ぐには、デリケートゾーンの洗い方を見直したり、ナプキンやおりものシートをこまめに取り替えたりして清潔に保つことが大切です。

 

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