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進むため、乗り越えるべきは自分自身【こころとからだと、人生と vol.3】

進むため、乗り越えるべきは自分自身【こころとからだと、人生と vol.3】

私たちのこころとからだを繋ぎ穏やかにしてくれるもの、それは一体なんでしょうか? 美味しい食事、健やかな生活、大切な人とのひととき……。そのバランスの取り方は、十人十色。さまざまな女性たちが思う「こころとからだの向き合い方」を、彼女たちの人生やキャリアを通してシェアしていきます。第三回は、経営者として自身で事業を行う“似たもの同士”なふたりの女性が登場。 金ヶ江 悦子さんのInstagramはこちら 西側 愛弓さんのInstagramはこちら -   経営者として活躍するお二人ですが、昔からの知り合いだったそうですね。出会いはいつ頃なのでしょうか? 愛弓さん: 6年くらい前ですよね。私が前の会社を辞めたタイミングで共通の知人から紹介してもらったんです。初めて会ったのは東京タワーでしたよね(笑) 悦子さん: そう! ちょうどその時に東京タワーの名誉観光大使を務めていて、ラジオパーソナリティとしてタワーの中で働いていたからそこで会ったんだよね(笑)。その時にフィリピンで行うファッションショーの企画書を持ってきて熱心に説明してくれたのがとても印象的で、エネルギーが溢れていてすごいなと思った。 愛弓さん: 恥ずかしいです…(笑)。あのとき私は20代前半だったんですが、えっちゃんさんがその歳のころはどんなことをしてましたか? 悦子さん: 私がミス・インターナショナルで世界大会に行ったのが24歳の時。その後に燃え尽き症候群になってしまって、この先何をやればいいか悩んでいたんだよね。目標を達成して次は何やろうかと考えて、世界のステージに立った経験で培ったことをシェアしていくことはできないかなと思った。 たとえば、当時はメンタルが不安定になりがちな就活生に対して自分自身のモチベーションを上げるための研修をしたり。研修では歩き方や姿勢といった印象を左右するヴィジュアルトレーニングはもちろん、自分自身を伝えるためのコミュニケーションや表現といった内面のトレーニングもする。こころとからだは連動しているので、姿勢を正すとこころもすっきりとしたり、ネガティブな思考のスパイラルから抜けることができるの。 愛弓さん: 役者やモデルの経験が今のキャリアの土台になってるんですね。そのあと会社を立ち上げたのはどうしてですか? 悦子さん: 歩き方、スピーチの仕方とか人間力の磨き方とか、学校では習わないけど社会に出た時役に立つスキルをトータル学べる場所ってなかったから、自分ができることはこれだって思った。昔は今ほど個人事業主がいなかったのもあって、大企業と取引するには法人化した方が信用力も高いと思って会社にしたの。それが31歳の時かな。20代の頃は悩んだり悔しい思いをしたりしんどいことも多かったけど、30代に入ってからはどんどん心地良くなっていった気がする。 愛弓さん: 私はもうすぐ30代に突入するんですが、その言葉とっても励みになります! 悦子さん: 20代の頃は足し算ばかりしていた感じ。人脈を作らなきゃとか、この仕事もしなきゃ、スキルをつけなきゃとか、とにかくなんでもやっていた。でも30代になって自分の好きなことや向いていることがわかるようになってきて、40歳手前でだんだん引き算ができるようになってきた。自分から仕事や実績を引いたとしても、自分は他の誰にも真似できない唯一無二な自分なんだって、肯定できるようになった。 愛弓さん: 若い時にこういう存在の方が近くに一人いるだけでも、人生観がだいぶ異なってくると思います。確か起業したばかりの時だったけど恵比寿でえっちゃんさんと会った時、思うように事業もNPOの活動もうまくいかなくて相談させていただきましたよね。その時えっちゃんさんは仕事をしながら大学院でMBAを取得しようとしているところで、「それぞれのステージで大変なことがあるけど、誰かと比較するのではなく、自分で自分の限界を突き抜けていく」ということを学ばせてもらいました。 悦子さん: 懐かしい〜!いつもさまざまなことをプラスに吸収する愛弓ちゃん、本当に素敵!もがきながらも素直に一歩一歩自分を表現して進んでいる。ブレない軸と、とびっきりの愛があるからこそ、みんなが愛弓ちゃんについてくるんだと思う。...

内なる声を聞けば、自然体の私に出会える【こころとからだと、人生と vol.2】

内なる声を聞けば、自然体の私に出会える【こころとからだと、人生と vol.2】

私たちのこころとからだを繋ぎ穏やかにしてくれるもの、それは一体なんでしょうか? 美味しい食事、健やかな生活、大切な人とのひととき……。そのバランスの取り方は、十人十色。さまざまな女性たちが思う「こころとからだの向き合い方」を、彼女たちの人生やキャリアを通してシェアしていきます。第二回は、「JSA認定トップスーパーフードマイスター」の資格を17歳で取得するなど、早くからこころと健康に軸足を置き活動してきた若き才能のストーリー。 及川凜々子さんのInstagramはこちら -   当時日本最年少で「JSA認定トップスーパーフードマイスター」を取得したそうですが、どういった道のりだったのでしょうか? 小さい頃から親と一緒にキッチンに立っていたので、料理をすることは身近なことでした。中学一年生の時、バレンタインデーに自作のお菓子を作ったことがあるんですが、みんなにとても喜んでもらえたのが嬉しくてそこからお菓子作りをしていました。でも思春期ということもあって、体型のことが気になりストイックなダイエットで肌荒れを起こしたり、からだに不調をきたしてしまうこともありました。 そこから最初の転機になったのが、中学三年生と高校一年生で行った海外留学です。ニュージーランドとオーストラリアに行ったんですが、そこで地産地消やオーガニック、ビーガンという概念に触れて衝撃を受けたんです。自然とそれらをライフスタイルに取り込んでいくうちに心身ともにバランスが取れるようになって、日本に帰国してすぐに「JSA認定トップスーパーフードマイスター」の資格を取得しました。大学生になってからは砂糖不使用のノーギルティーフードのレシピを開発したり、ケータリングを作ったりなど、ヘルシーな食事を日本の若者に心から楽しんでもらいたいという気持ちで活動を行っていました。 -   身をもって体験したことを伝えたいという思いから行動を起こしたんですね。その後もう一度転機が訪れたそうですが、それはどういったものでしょうか? 大学三年生の時、今度はイタリアへ留学に行きました。それまではシュガーフリー、グルテンフリーなどのヘルシーな生活を送っていたんですが、イタリアではそういうわけにもいかず……(笑)。最初は変化があることが怖かったけど、実際はからだへの影響はあまりありませんでした。むしろ、制約を解き放つことで心がフリーになったんです。「その土地で生きる人が食べているものをいただくこと」が最も自然な食生活かもしれないと、地産地消の原点に立ち返りました。そこでフードマイスターとしての発信は一旦おやすみし、新しい可能性を広げるために大学を卒業してからは会社員をしています。フリーでも活動していて、もともと好きだったデザインやブランディングの仕事も個人で請け負っています。 -   色々な文化に触れて考えが柔軟に変わっていったということですね。たくさんの経験をされていますが、凜々子さんにとって、こころとからだのバランスが取れている状態というのはどんな状態でしょうか? 抽象的だけど、こころで感じていることと行動が伴っているときでしょうか。例えばがっつり働きたい気分の時もあれば、何もしたくない時もあります。一人でいたい時もあれば、友達とわいわい過ごしたい時も。それをこころで感じた時に、ちゃんと従ってあげるようにしています。 -   バランスを取るために、日頃から気をつけるべきポイントはありますか? シンプルに、こころが思うままにやる! でもそれは簡単なことではないので、やりたくないことをしなければいけない時などこころに従えなかった時は、自分で自分のご機嫌をとります。私の場合はランニンング。走るとめちゃくちゃスッキリする! 考え事があってモヤモヤするときはジャーナリング。文字に起こすことで思考が整理されるんです。非現実的な世界に飛び込みたいときは小説を読んで現実逃避をします。私にとってはそれら全てがメディテーション。ランニングであれ読書であれ、目の前のこと以外考えなくなるので、こころがすっと整うんです。 -   お話を伺っていると、凜々子さんの強みは常に目の前のことに向き合える姿勢なのだと感じました。こころとからだのバランスについて人よりも考えることが多かったように思いますが、例えば心身のバランスが崩れがちな生理の時に大変だったことはありますか? 実は低用量ピルを使っていたのですが、からだに合わなくてやめました。2年ほど前に生理不順に悩んでいて、その時にピルを勧められて飲み始めたんです。確かに不順は治ったんですが、生理中じゃない時でもからだがなんとなく重かったり、体調が万全ではないと感じることが増えました。そこで思い切ってピルをやめたらその重さがなくなって。ホルモンバランスの自然な波を強制的に整えることは、私にとっては不向きだったということに気がつきました。 -   まさしく、自分のからだの声を聞いたからこそ開けた道ですね! よく海外に行ったり、会社員として忙しく働かれていますが、そういった場面ででくわしたピンチはありますか?...

ボジティブなバイブスから生まれる、飾らない私 【こころとからだと、人生と vol.1】

ボジティブなバイブスから生まれる、飾らない私 【こころとからだと、人生と vol.1】

私たちのこころとからだを繋ぎ穏やかにしてくれるもの、それは一体なんでしょうか?美味しい食事、健やかな生活、大切な人とのひととき……。そのバランスの取り方は、十人十色。 さまざまな女性たちが思う「こころとからだの向き合い方」を、彼女たちの人生やキャリアを通してシェアしていきます。 第一回は、ポジティブバイブスでガールズエンパワメントを行う二人の女性にフィーチャー。 Instagram▶ https://www.instagram.com/tomokoueno/ Instagram▶ https://www.instagram.com/lisa_950709/    - ラジオDJやモデルなど表に出る活動もしているお二人ですが、まずはどんな活動を行っているのか教えてください。 智子さん: ラジオパーソナリティやスポーツやファッションイベントのMCをしたり、喋る仕事をメインにしています。2年前に創業した会社ではブランディングやキャスティング事業を行っています。今日一緒にインタビューを受けている梨沙と、もう一人の女の子と一緒に6年前にスタートしたのが、女性がリードするスポーツコミュニティ「FITVIBES(フィットバイブス)」。女の子が楽しく、安心安全にスポーツを楽しみながらエンパワメントができるような活動をしたいと思って立ち上げました。 梨沙さん: 智子さんと一緒に「フィットバイブス」を立ち上げた時は、パーソナルトレーナーとしても活動に参加していました。今もパーソナルトレーナーをやりつつ、次世代の女の子たちが育ってきているのでサポート役にまわることも多くなりました。他にはモデルの仕事をしたり、最近はYouTubeチャンネルを始めたり、発信する活動も行っています。   -   ガールズエンパワメント×スポーツが「フィットバイブス」の特徴ですが、どういった活動をしていますか? 智子さん: 「フィットバイブス」のオープンチャットコミュニティに入っているメンバーは200人くらいいます。スポーツに関するイベントを自主企画したり、みんなで参加できるイベントをシェアして参加者を募ったりするんですが、最近はからだ一つでできるのでランニングが多いです。この前は湘南国際マラソンの10kmコースを走ったよね。  梨沙さん: 4人が10km走って、ひとりはフルマラソンを完走しました…! おしゃれな女の子がスポーツをやることで、スポーツがより身近になったら良いなと思います。   -   からだを動かすことを仕事にしていると、生理などでどうにもならないからだの課題に直面することってありますよね。そんな時はどのようにしてこころとからだのバランスを保っていますか? 智子さん: まじで走りたくなくなります(笑)。 運動用の吸水ショーツなどを穿いてランニングしていたこともあるけど、それでも通常モードのように快適に運動するって難しいんです。「お腹痛いし血が出てるのに、なんで動かないといけないの?」って(笑)。今は仕事でも無理に運動はしていません。とはいえからだを動かさないのも辛いので、生理中にやると楽になるヨガやストレッチといった、軽めの運動をしています。  梨沙さん:...

【生理周期の数え方】どう計算すればいいの?

【生理周期の数え方】どう計算すればいいの?

女性の生理周期は、心と身体の健康と密接に結びついています。生理が始まる前も終わった後も毎日少しずつ変化が生じます。しかし、自分の生理周期を正確に把握している。という人は少ないかもしれません。今回は、生理周期を知ることでどんなメリットがあるのかご紹介していきます。   生理には4つの周期がある   生理周期には大きく分けて、「卵胞期、排卵期、黄体期、月経期」の4つがあります。  1.卵胞期 生理終了後から排卵期までのことを指します。卵巣の中の卵子のもととなる原子卵胞が成熟し、子宮内膜が徐々に厚くなり始め、妊娠しやすい時期と言われます。卵胞ホルモン(エストロゲン)がたくさん分泌され、副交感神経の働きも活発になり気分は安定しています。   2.排卵期 成熟した卵子が卵胞から放出されます。このことを「排卵」といいます。排卵された卵子と精子が出会い受精すると妊娠する可能性があります。個人差はありますが排卵痛を感じる人もいます。  3.黄体期 黄体期は排卵後に始まります。排卵後の卵胞の破れた部分が閉鎖し、これが黄体と呼ばれる構造を形成し、妊娠の準備のためのホルモン「プロゲステロン」が分泌されます。 この時期は、基礎体温が上がり、受精卵が着床しやすいように子宮内膜を安定させ、乳腺を発達させる働きもあります。 妊娠が成立しなければ、プロゲステロンは徐々に減少し子宮内膜がはがれる「生理」が始まります。 また、「エストロゲン」が減少し「プロゲステロン」が増加する黄体期は、PMS(月経前症候群)になりやすい時期でもあります。  4.月経期 妊娠が成立しなかった場合、子宮内膜は血液と共に剥がれ落ちます。これが「月経期」です。子宮内膜が排出するため、子宮の収縮を促す「プロスタグランジン(痛みのもと)」という物質を分泌しますが、プロスタグランジンの分泌が増えすぎると収縮が強くなり、子宮の周囲の充血やうっ血に伴って痛みを感じます。日常生活が困難になるほどの痛みは「月経困難症」といわれています。  生理周期の数え方 月経の初日から、次の月経がはじまるまでの期間を指します。 正常な生理周期は25~38日間と言われています。例えば、1/1に生理がはじまり、次の生理が1/29に始まった場合であれば、生理周期は28日であると言えます。ただし、生理の周期は体調などによって毎月決まった日付に来るというわけではない為、3回程度記録しておき、平均的な生理周期を算出するのがおすすめです。しかし、生理が1~2日で終わってしまう、8日以上だらだらと続くような場合は、体調に何らかの問題が生じている可能性があります。  生理周期を知ることのメリットは? 1.旅行の計画を立てやすい 旅行中に突然生理が始まってしまって、洋服やホテルの寝具を汚してしまった…。生理痛が酷くて楽しめなかったなんて経験ありませんか?生理周期を把握することで、温泉に行く日やお泊まりする日、アクティビティをする日など、生理と被らないように調整しやすくなります。  2.ホルモンバランスの把握ができる 黄体期に起こるPMS(月経前症候群)など、ホルモンバランスの乱れにより心身ともに不安定になる人も少なくないでしょう。生理周期を把握することで月経期だけでなくPMSが起こりやすい時期も把握することができます。生理周期を把握することで、生理前には意識的に多く睡眠をとったり、バランスの良い食事を心がけたり、無理に予定を詰め込みすぎないようにしたりするなど、対策をとることができます。  3.妊娠の可能性をいち早く察知できる 生理周期を正確に把握しておくと、妊娠しやすい時期も把握しやすくなります。また、月経期の遅れにもいち早く気づくことが出来ます。 4.美容効果を高められる 卵胞期(生理終了~排卵日までの一週間程度)は、副交感神経の働きが活発になる時期で、新陳代謝が活発となり血行が良くなるため、むくみが取れやすく、肌の調子も良くなります。そのため、ピーリングや角質ケアなど刺激が強い肌ケアや脱毛を行うのに最適です。さらに筋トレの効果も期待でき、ダイエットに適している時期となります。 まとめ 今回は、生理周期についてご紹介しました。自分の生理周期を知ることは、単純に生理が来るタイミングが分かるだけではなく、自分のホルモン状態を把握することができます。生理前、PMSで気分が落ち来んだり、体調がすぐれなくなってしまう場合もありますが、自分の生理周期やホルモンの状態を把握できていれば、事前に対策することができます。可能な限り穏やかな日々を過ごすために、自分の生理周期を確認してみてはいかがでしょうか?

生理中に災害に遭ったらどうする? ~災害時に備えておきたいアイテムを紹介~

生理中に災害に遭ったらどうする? ~災害時に備えておきたいアイテムを紹介~

生理中に災害に遭うことを考えたことは、ありますか?「災害大国ニッポン」と言われるように、日本は世界的に見ても自然災害が多い国です。 今回は生理中に被災してしまった場合や避難所で生理になってしまった場合に備えた生理アイテムについてご紹介します。